【Suno AIユーザー必見】AI生成曲を配信プラットフォームの審査に通し、収益化するための完全ガイド

Suno AI時代に求められる、リアルでプロ品質な音源制作とは

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このWebページを読んでいる人は、多かれ少なかれAI音楽に興味をお持ちでしょう。

誰もが簡単なプロンプト(命令)を書くだけで瞬時に曲が出来上がってくるというのは、いつか自分も自作の曲を発表したいと夢見続けてきたアーティスト予備軍にとって夢のような話でしょう。

米国の詩人Telisha “Nikki” Jones氏が自分の書いた詩とAIが生成したメロディと曲をXania MonetというAI架空アーティスト名で発表してビルボードのR&BデジタルソングチャートのTop 10入りし、Xania MonetがHallwood Mediaレーベルと300万ドルで契約したという記事を読んだことがあるかもしれませんね。

YouTubeには、AIが生成した楽曲を毎日のようにアップロードして短期間の内に収益化したチャンネルもたくさんあります。

Suno AIのようなAI音楽プラットフォームの有料会員なら生成された楽曲を商用利用しても良いのですから、自分にも音楽で収益を上げられるチャンスがあるのではないかと期待するアーティスト予備軍や長年に渡り音楽活動しているけれど生活できるほどの収益は上げられていないインディアーティストも多くいるのではないでしょうか。

こんな夢のような話を聞く一方で、AI音楽にはさまざまなリスクがあるという話も聞いたことがあるでしょう。

AIで作った曲が配信拒否される理由、知っていますか?

ディストリビュータの多くは、アップロードされた楽曲がAI生成されていると判定した場合に扱いを拒否することがありますし、ディストリビュータが許可してもApple Musicなどの配信プラットフォームが扱いを拒否することがあります。

2025年の後半には、多くのサービスやプラットフォームがAI生成音楽についてのポリシーを発表あるいは改訂しました。例えば、Spotifyは「既存アーティストの真似」を禁止すると共に情報開示のルールを追加しました。2026年になってBandcampがAIが生成したまま、あるいはその大部分をAIが生成した楽曲と音源は許可しないと発言しました。

AI楽曲を拒否しないSymphonicのようなディストリビュータもAI生成あるいはAIアシステッドに関する情報開示は必須としており、かつAI生成楽曲は著作権がないためロイヤリティは回収されないと明記しています。

同様にAI楽曲を許可している配信プラットフォームでも、AI生成された楽曲にはAI楽曲であることを付記すると共にお勧めに表示せず、再生されても収益化の対象にしないDeezerのようなプラットフォームもあります。そして2026年3月には、Appleも遅ればせながらアルバムのアートワークや楽曲や歌詞、ビデオでAIが使われている場合は透明性タグを求める方針となりました。

配信プラットフォームによっては、一度配信開始した楽曲がAI生成だと判断すると後から削除することもあります。最悪の場合、実際にAI生成されているかに関わらず該当アーティストのすべての楽曲が一気に除去され、2度と同じディストリビュータを使って曲を配信できなくなることさえあります。

こうなるとAI生成されたままの曲を安心して公開できるのは、AI音楽をストリーミングすることを目的とした新興のストリーミングプラットフォームやYouTubeだけということになるでしょう。

Suno AIで良い曲ができたのに著作権問題が不安で公開をためらっているアーティストもいます

しかし、Suno AIのように生成された楽曲の商用利用を許可している場合でも、その利用規約をよく読むと「生成された特定の楽曲は別に生成された他の楽曲と酷似していることがある」と書かれている上に「著作権の問題が発生した場合はプラットフォームではなく会員の責任で解決しなければならない」といった内容なのです。

無料で公開しているなら大きな問題にはならないでしょうが、収益化していると最悪の場合は訴訟の当事者になる可能性があります。

楽曲にまつわる権利には、おおまかに言うと作詞と作曲の権利である著作権と録音された音源を利用するための原盤権の2つの権利があります。Suno AIが商用利用を許可しているのは原盤権だけなので、生成された楽曲が著作権を侵害していれば違法と判断されるのです。

では、自分が作詞および作曲した曲をAI生成した場合はどうでしょう?著作権の問題はクリアしているし、AI音楽プラットフォームが商用利用を許可していればストリーミング配信やダウンロード販売しても問題はないように思えます。

ところが、これが一筋縄では行きません。

前述の通り、ディストリビュータやストリーミングプラットフォームはAIが生成したままの楽曲を拒否することがあります。これは、現時点の米国の著作権法では人間が関わらないコンテンツには著作権が発生しないと言う判断があるからです。

人間が関わるか関わらないかが問題なのであれば、自分の曲をAIに生成させる、つまりAIアシステッドなら人間の関わりがあるから問題ないように思えます。

でも、実際にはこの考え方を厳密に捉えて「AIが生成したままで人間の手が加わっていない音源は著作権の対象にならない」と厳しく当てはめる人たちがいるのです。その結果としてディストリビュータやストリーミングプラットフォームがAI楽曲を拒否することがあります。

AI音楽を配信したことでアカウント停止や収益化を剥奪される可能性さえあります

一例を挙げると、Spotifyはアーティストが創作の過程で使うツールを調べて検閲することはなくAI楽曲を検出して特別なラベルをつけることはないと言っていますが、一方でアーティストに公平で正しくロイヤリティを支払うために「スパム的な楽曲」は積極的に除去しています。そして、その判断の基準について詳細を明らかにはしていません。

しかし、彼らはどうやってAI楽曲を見分けているのでしょう?ディストリビュータによってはAI楽曲の特徴を自動で検出するAIを使っています。また主要なAI楽曲プラットフォームはAI楽曲であることを判別できるように生成された音源に電子透かしを採用しているとしています。

Suno AIは独自技術で電子透かしを入れているとしていますし、UdioはAudio Magicと提携しています。ちなみに電子透かしとは、人間には聞こえない周波数帯に30秒毎など一定の間隔で特徴的な「音」を埋め込むもので、音質を劣化させたり一部を切り取っても検出できる技術です。検出できないほどに劣化させたり短く切り取ってしまうと、もう元の音楽を判別することはできないでしょう。

こうしたプラットフォームは電子透かしを採用しているとは言っていますが、実際に電子透かしを入れているのかどうかは公表されていません。ひょっとしたら入れていない可能性もありますが、そのような技術があっていつでもAI音楽を検出できるのだと言うことは知っておく必要があります。

AI音楽の再構築がここまでで触れた問題の救世主

こうなるとAI音楽の実用性はほとんどないように思うかも知れませんが、必ずしもそう言うことではありません。

自分が作詞作曲した曲を鼻歌や簡単な弾き語りで録音し、Suno AIのようなプラットフォームにアップロードすれば非常な短時間で様々なジャンルやアレンジの楽曲がどんどん生成されてくるわけですから、そんな音源の中から気に入ったものを選んで、場合によっては何曲かを選んで組み合わせて、新しい音源として再構築して発表することができれば、これまでのように何種類ものバリエーションで楽器やボーカルを録音して試行錯誤する手間と時間を省くことができるでしょう。

こうした状況を1年前から見越して自ら実験し、かつ実践して、その技術と工程を一冊の電子書籍にまとめたのがスエーデンのMiche Andersson(ミッケ・アンデション)のRemove the AI from your AI generated songsです。

この度、AI音楽を分析し、分解し、DAWやプラグインなどを使ってプロ品質の音源として再構築する技術と工程を詳細に説明したこの書籍を我々AIMusicJapanが日本語に翻訳する栄誉に預かることになりました。自作の曲をAIで生成して発表するためのリスクと可能性について知りたいアーティストにぜひ一読していただければと思います。

注意:本ページに記載されているロゴ、会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

注意:本ページにはアフィリエイトリンクが含まれています。

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書籍の概要

AI音楽生成の現状と課題

Suno AIをはじめとするAI音楽生成ツールは、誰でも音楽を作れる時代を実現しました。
しかし近年、ディストリビューターやデジタル配信プラットフォームによって
AI生成音源が拒否・ブロックされるケースも増えています。

  • AI特有の音響的な不自然さ
  • 均質で機械的なダイナミクス
  • 配信基準とのズレ

なぜAI音楽は見抜かれるのか

問題はAIで作ったことそのものではありません。
多くの場合、生成後のミックスやマスタリングに
「AIらしさ」が残ってしまうことが原因です。

AI音楽では「仕上げ工程」が作品の価値を決定します。
 

プロ品質へ近づけるためのポイント

  1. 不要帯域を整理するEQ処理
  2. デジタル感を抑えるダイナミクス調整
  3. 空間表現による立体感の付加
  4. 配信を前提としたマスタリング

本ガイドで得られること

  • AI音源が拒否されやすい理由の理解
  • 「通る音」に仕上げるための実践知識
  • プロ目線での音質判断基準

AI音楽を次のステージへ

あなたのAI音源を、配信に耐える作品へ。

 

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